ヨガの道を妨害するもの

2015年08月11日

一つの目的に進んで行く時、 あなたの心があちらこちらに散らばっていたら、 成功することが出来るでしょうか。

それは不可能に近いと思います。

では、 いったい心があちらこちらに散らばってしまうことは、 何が原因なのでしょうか?

自分の内なる叫びに耳を傾けてみませんか⁈

自分を動かす力、 環境を考えようとする意志を身に付けていきましょう。

何かの障害があると、簡単に目的を投げ出してしまわないよう、 集中力、持久力を養っていきましょう。

パタンジャリーは教典『ヨガ・スートラ』の中で、 心と身体の動揺を引き起こす九つの要因を示しています。

1) 病気:生きていくうえでの大きな障害です。
心が常に病気に悩む身体の一部に引きつけられ、何も考えられず、 何もしたくなくなります。
その為にこそ、ハタ・ヨガのアサナ( 体位法)、プラナヤマ(呼吸法)が必要なのです。

2) 無気力:エネルギーの鞘プラナヤマ・ コーシャの中に十分な肉体エネルギーの流通がなくて、 肉体全体に生命エネルギーが補給されないせいで、 いつも倦怠感があるのです。

3) 疑い:人は確固たる信念をもって臨まなければなりません。
ヨガの魅力に取り付かれて、張り切って始めるのですが、 一週間も経たないうちに疑い始める。
「 こんなことやって意味があるのだろうか…」 と考え始め、一カ月もしないうちにやめてしまうケースが何と多いこ とでしょう。
半年間も続ける人は半分も満たず、 一年間を過ぎると30%位しか残りません。
誰でも多少、 信念がふらつく時があります。
途中でマンネリズムに陥ることもあります。
このときが正念場です。
自分の信念が試される一つの試練だと思って下さい。

4) 不注意: 「心くばり」「気くばり」というのは大切なことで、それがないと、大ケガをすることになります。日常生活のささいな事や、人間関係などにも注意を払うことが必要です。

5) 怠惰:「無気力」と同じく、最後まで物事を遂行する事が出来ない「 中途挫折」の性格を作るものです。
前に述べた「無気力」 が肉体的なものからくるのに比べると、 これは心の持ち方一つで変わってくる性質のものです。

その他にも、

6) 俗悪性

7) 妄想

8) 一つの段階に達し得ない事

9) 心の不安定さがあります。

ヨガは、☆真理を求め続ける☆ ことによって目的が達成できるのです。