人体中のセンター、チャクラとは?

ヨガを学んでいる方は、チャクラに関心をもっています。それは体の中のエネルギーの中心点であり、そこを開発することで潜在エネルギーが覚醒するからなのです。

通常、解剖学者たちは、チャクラの場所を『神経叢』と見なしています。

人間の意識は三つの段階を経て進化していきます。

無智→日々の努力→栄光

それは、『インドの蓮の花』に例えられます。

泥水の中から温度と光と水分を吸収して種が発芽し、すっくと水面に顔を出すという事です。

蓮の葉には細かい絨毛が生えていて泥をはねのけます。

人が、様々な煩悩をはねのけ、進んでいるさまに似ています。そして最後に太陽に向かってきれいな花に咲かせます

ここで『7つのチャクラ』についてご説明します。

1.ムーラダラ・チャクラ(会陰部)

この場所に潜在的エネルギーが眠っていると言われます。

2.スワデスタナ・チャクラ(脊椎底と尾骶骨のあたり)

ムーラダラ・チャクラを支配し人間進化の出発点であるといいます。この辺りで止まって進化しないと怒り、貪欲、憎しみ、嫉妬など心の表面に浮かび上がります。

3.マニプラ・チャクラ(おへそのうしろ)

潜在エネルギーの覚醒にとって重要なセンターです。

ここが目覚めると、霊的力を得て、慈悲のあふれた、博愛的な意識でものを見始めるようになります。

4.アナハタ・チャクラ(胸の真ん中の真後ろの背骨の内壁)

このチャクラを開発すると、誰にも依存しない独特の考え方が生まれると言われます。

人はたいがい自分の環境とか運命とか宿命に左右されてしまいます。それは、その人の意識な肉体、心、感覚などの世界に属していて、運命とか宿命とかは避けられないものだと容認しているからです。あたかもロケットが地球の引力を脱出し宇宙にうくように、それらのしがらみを完全に乗り越え、もはやそれに左右されることはなくなります。

5.ヴィシュディ・チャクラ(喉の奥)

ここが開発されると、食物や飲物に対する欲望をコントロールする力が生まれ、『若さの泉』とも言われ肉体的に若返ってきます。また、『心で聞く』力が発達してきます。

6.アジーナ・チャクラ(眉間の真後ろの頭脳の中)

ここが目覚めたとき、純粋な智が活躍します。

執着心がなくなり、意志の力が非常に強くなり、様々な出来事の裏に隠れている真の性質が見えてきます。

そして生活の中に入ってくる様々な出来事に参加しながらも、それらに乱されずに生活するようになるのです。

7.サハスララ・チャクラ(頭頂)

ここは意識の最高の場所と言われ、意識とエネルギーが合一するセンターです。

真の自己に目覚め、『三昧』に入ると言われています。『私のもの』などという個我の意識はなくなり、宇宙意識がそれにとってかわります。

 『一に帰す』