ヨガの哲学【スワディヤーヤ】

2020年10月03日

「スワ」は自分自身
「アディヤーヤ」は学問 教育を意味します。
教育というのは その人の一番いいものを引き出すことです スワディヤーヤは自己開発の教育ということになります。
スワディヤーヤは聴衆を前に 自分の知っていることをひけらかす講義 たんに知識を得ることと全く違います。人々がサットサンガ( 知的集会)に集まったとき 『話し手と聞き手が一つの心になること』です。そしてお互いに『仲間同士』としての『愛』があり 『尊敬』があることです。
そこには先生の叱責もなければ 一方的な押し付けがましい講義もありません
スワディヤーヤから生じる高尚な思考は その人の『血液の中に入り 血となり肉』となります。
スワディヤーヤは
①自分自身の生活の本を読むこと
②同時に自分自身でその本を書き直していくこと
そうすると生活の外観が変わってきます。
この世の中の全ては 楽しみのためというより むしろ崇拝するためにあると認識し始めます。
全ての物は創造的であり 自分自身の中にも神がいること そして自分を動かしている全エネルギーは 全宇宙を動かしているエネルギーと同じものであることに気がつき始めます。
スワディヤーヤによって 自分の魂の本質を理解し 生かされている自分を意識し始めます。